2005年2月25日

明日は藤本美貴さんのお誕生日
 藤本さんがモーニング娘。に入ったのは、娘。を救うためだったのだろうか。いや、そうではない。逆に藤本美貴を救うためだ。なぜなら、同じ立場の松浦亜弥とは、歌の力もタレント性もCDの売り上げも差がつきすぎていた。このままだったら、どんどん差が開いてしまう。だから、そう成る前に、つんくは手を打ったのだ。
 コアなファンは、娘。のてこ入れに利用されたと憤慨していたし、本人もいまさら集団の一部になれるかという思いがあっただろう。確かに彼女が入ったことで娘。内は緊張が生まれた。藤本が娘。の和を乱し、死期を早めるかとも思われたが、どうやらやわらかく受け止められる飯田リーダーのお陰で、いい方向に向いたようだ。距離を置く安倍、対抗する矢口だけだったらこうは行かなかっただろう。
 今は、娘。の中で生き生きとしている。自分の素でやれるからだ。ソロのときの、あんなブリブリの歌を歌わなくてもいい。あのまま、キャラ作りでかわいらしさを演じ続けるのは難しかっただろう。
 そして、安倍、辻、加護の抜けた娘。にとって、彼女は不可欠な存在になっている。彼女が今、娘。にいなかったらと思うと、ぞっとする。